家族旅行　その２

旅館はとても良い感じでした。

かやぶきの郷　薬師温泉　はたご

と言うだけあって、古い民家を移築した建物が点在し、古美術品、骨董品などが備品として飾ってあったり、展示してあったり、

江戸、明治のころの、まさしく「はたご」を目指した、テーマパークのような旅館です。 

草津や伊香保に近いのですが、

町はずれに一軒だけある旅館なので、旅館の周囲は静かです。

源泉かけ流しの温泉も、

いつも体のどこかが痛いとこぼす母に、効くのではないかと思ったのです。

しかしながら、榛名神社の急な石段を無理して参拝した母は、

それからずっと、足が痛い、腰が痛いと、

温泉に何度入ってもなかなか治らず、

疲れた、疲れた…、と…。

おまけに、まいどーたまで足が痛いとか言い出し、

母だけならまだしも、マイドータまで、

マッサージさんを呼んでくれ、と。

「はぁ?!」と、いうわたしに、

母が、「いいじゃない、そのくらい」と。

しかも、「どうでしたか？、気持ちよかった？」

と聞けば「うーん、びみょう…。」というのが、二人の感想。ヾ(- -；)

ばあさんと孫で、疲れた、疲れたと、日がな布団で寝ている始末。

（まったく、良く似ている。）

食事は、

１日目は野菜やお魚を囲炉裏で焼きながら食べる趣向で、美味しくいただいたんのですが、

脂ののった、高級上州牛を炭で焼いて出されれば、

「油っこくてしつこいから、嫌だ…、」とか、いろいろ言うし…。

リンゴジュース頼んで飲んでから、

「冷たいの飲んだら、寒くなったから熱燗ちょうだい」とか…。

エアコンが寒くてだめだ…とか、浴衣の柄がもっと可愛いのがいいとか、

母とマイドータ、二人して、その他にもいろいろ言ってくれる訳ですよ。