於岩稲荷田宮神社

城です。

たった二日間の、私の連休が終わりました…(T_T)。

予定通り、一日目衣替えと掃除を済ませ(たつもり)、二日目はわたくしの、もともとの趣味の一つ、

パワースポット神社めぐりをしたのでございます。

 

 

ことのほったんは、縁切り神社に行きたいという友人の希望で、(何故縁切りかというのは、大人の事情です)

縁切り神社って、何処のどんな神社だろうと調べたら、東京にはいくつか存在していて、

その一つが四谷怪談でお馴染みの、お岩さんの神社だということがわかりました。

四谷怪談のお芝居をする役者が、祟りが無いようにとお参りする神社ということだけしか存在を知っていませんでしたが、なんだか面白そうだと、出かけていったのです。

 

知らない町の初めての神社を探す時は、いつもオリエンテーリング気分です。

於岩稲荷田宮神社

地下鉄の四谷三丁目で降りて、歩いて5分くらい。

新宿区左門町、町の名前が時代劇がかってますが、

外苑東通りの近代的なビル街を中へ入っていくと、

こんな細い通りがあるんだと驚くような静かな住宅街で、、

その細い通りに、こじんまりした可愛い神社。

なんかオドロオドロシイ所だったらどうしよう…、とも思っていましたが、

ビル街の中に、土と緑があって、木造の小さな社は、

昭和の懐かしい感じで、綺麗に手入れされていて、とっても良い雰囲気のところです。

 

ここは、東京の文化財に指定されています。

お岩さんは、田宮 岩という、江戸時代初期の実在の人物で、

実は夫婦仲が良く、力を合わせて、傾きかけた家を再興させた、立派な働き者の女性だったというのです。

そのお岩さんが、自分の屋敷にあったお稲荷さんを、大事に信仰したことで、家が安泰したということが、近所の評判になり、

皆が、お岩さんの幸せにあやかりたくて参拝をにくる来るようになった。

いつの間にか江戸で有名な、霊験あらたかなお稲荷さんとなった。

 

お岩さんが没してから、200年後、

その人気にあやかろうと、歌舞伎の作者、鶴屋南北が江戸では有名なお岩さんの名前を拝借して、

善人では面白くないので、その当時江戸で起こった、スキャンダラスな事件のいくつかを組み合わせて、

脚本を作ったのが、「東海道四谷怪談」だと、いう事なのだそうなのです。

 

歌舞伎の四谷怪談が、大当たりして、未だに歌舞伎はもちろんテレビや映画などでも繰り返されるほどですから、いつの間にか、

お化けのお岩さんが、皆の知るところになってしまって、本当のお岩さんは忘れられてしまいましたが、 

 

どうりで、この神社、良い気が流れている気がしたのです。

ちなみに、田宮家は、今でも続いているそうです。これは、やはりご利益のたまものでは…?!

 

 

お岩稲荷は、悪縁は切ってくれるだろうけど、祟りを起こすようなことは、絶対にない神社ですね(゚∇^*) 。