さよならチビ

着ぶくれの城です。

 

我が家の黒猫『チビ』が、いなくなってもう3か月が経ちました。

1日の半分は外にいる猫でしたから、ひょいっと帰ってくるような感じで今まで待っていましたが…。

近所の人も、どうしたの?お宅のクロちゃん(近所の人は黒猫なので勝手にそう呼ぶ)、近頃見ないね、と。 

 

夏の暑い盛りにいなくなって、もう暖房をつける時期になり、そろそろ居ないことに慣れてもきました。

拾ってきた猫で正確には齢はわかりませんが、10歳以上でした。

夏に、床中血だらけにするほどの歯槽膿漏になって、医者に連れて行ったり大騒ぎしましたが、家の中だけにいる猫ではなかったので、そろそろ寿命だったのかもしれません。

死期を悟った猫は、どこか静かな場所で飼い主には見られないように死ぬと言いますから、

そんな昔風の猫みたいに、買主に迷惑をかけずに、ひっそり死んでいったのかも。

いさぎよいやつ。

 

 

昔チビが外から帰ってきて、全然動かずエサも食べない時があって、外傷もなく下痢もしていないけど、どうも様子が変だと獣医さんに連れて行ったら、獣医さんが体中触って調べ、前足の一部が膿で膨らんでいるのを発見しました。

猫同士でケンカして、相手に噛まれたところが、膿んでしまって、黒い毛の下だから、傷も見えなかったのです。

でも、先生がいうには、ケンカには勝っていますよ。噛まれたのは前足だから。負けた方は後ろ足かおしりを噛まれますから…。なんて言ってたっけ。

勝ったか負けたかはしらないけど、避妊した雄猫でも、チビは縄張りを守るために、日夜体張っていたようです。

 

クールなおっさん猫『チビ』は、人の膝に乗って甘えたりはしなかったけど、

猫らしく気ままに生きている姿を見ていると、こちらも幸せな気分になれました。

 

屋根の上のチビ

ありがとう、チビ。

チビのご飯は、年末まではとっておくことにします。