野鳥のオアシス

城です。

休日やイベントなどにはたくさんの人が遊びに来る水元公園ですが、広大な自然、人が入れない区域や川べりなどがあるため、野鳥がたくさん生息しています。 

野鳥が見られるポイントには、大きな望遠レンズのカメラを三脚でズラッと並び、デマチしているカメラマンさんの集団が見られ、ある意味水元公園の光景の一つです。

素人が公園で野鳥を見たければ、カメラマンを探すのが早いです。

 

そんなわけで、当社のお客様にも、水元公園で鳥の写真を撮る事を趣味としている方がおられまして、この時期に見られる鳥たちの写真を提供していただきました。

この黄色い鳥。『キビタキ』というそうです。

鮮やかな色ですね。こんな鳥、そう見られるものではないですよ。

こんな風に鮮やかな黄色をしているのは、オスだけだそうです。

 

キビタキは『夏鳥』といって、冬は東南アジアで越冬をし、繁殖のために4月ころ日本に渡り、10月頃には帰ってしまう渡り鳥です。

こんな小さな羽根で海を渡ってくるのですね。

提供してくれた方のお話によると、もっと遠いどこかの山に行く途中に、途中下車のようなもので、

公園で一旦休憩して、食料補給し、また飛んでいってしまうのだそうで。

ですから、キビタキは今より2~3日前には、もう飛び立ってしまい、今水元公園で見ることはできないそうです。

滞在期間は1週間くらいだとか。

その1週間限定だからこそ、カメラマンの血が騒ぐのでしょうね。

この鮮やかなブルーの鳥は『オオルリ』

この鳥も日本には繁殖期だけ渡ってくる夏鳥で、旅の途中に水元公園に寄っただけだそうです。

やはり、オスだけが鮮やかなブルーをしています。

木の葉の生い茂った影にひっそりととまっていることが多いので、

枝に止まっているのを撮っても暗くなってしまい、なかなか鮮やかなブルーを撮る事が難しいそうです。

この鳥も、1週間くらいの滞在して、もう水元公園から、飛び立ってしまったそうで。

シルクロードを旅する商団のオアシスのように、水元公園は渡り鳥たちのオアシスとなっているのですね。

 

この鳥は、地味ですが、実はとっても貴重な一枚だとか。

名前は『センダイムシクイ』

やはり夏鳥。

この写真は、野鳥カメラマン の間でも、現像して欲しいとの要望があるほど、カメラに収めるのが難しい鳥だとか。

地味で目立たないからかな?