二十歳の現実

城です。

今日も寒いです。今夜ホントに雪が降るのでしょうか?

 

さて、今日はうちのバカボンが初めて知った、社会のしくみ、についてです。

私の息子、もうちょっとで20歳になるのですが、

高校を卒業した後、初めてバイトをしたのが、某ハンバーガー屋さんで、

1日3~4時間、週4日程度なものですから、バイト料も月3~4万円くらいの稼ぎでした。

その後、去年から始めたバイトが、運送屋の助手。

主に引っ越しの手伝いの、力仕事ですから、日給8,000円頂ける。

でも、今まではそんなに熱心に働いてはいなかったのですが、

年末から1月は、運送屋も忙しかったようで、それを、週5日やったものだから、

以前1か月働いてもらっていた賃金が、1週間で稼げてしまったのです。

それを数週間続けたら、結構まとまった額になるので、

親としてここは一言、「全部使ってしまわないで、貯金した方が良いよ。」と教えました。

するとバカボンも素直に、郵便局に積んできたのです。

初めて自分で稼いだお金で貯金した額、総額8万円。

それで、だいぶ気が大きくなったようです。

俺は、百万円貯める、いや1千万円、1億円貯めるんだ、と豪語。

すぐ有頂天になるバカボンです。

そこで隊長が一言。

「稼いだお金は全部自分のものだと思って使っちゃダメなんだ。」

「後から、収入に応じて税金で払わなければいけなくなる。その税金は、1年遅れて請求されるから、それを計算して、おおよそ1割は残しておかないといけない。」

「10万円働いたら、1万円払うのか?」「そうだよ」「じゃあ、百万円働いたら、10万円払うのか?」「そうだよ」

その事実に相当びっくりしたようで、

「じゃあ、1億円働いたら、1千万円税金か?」

「1億円稼いだことは無いけれど、イチローくらいの高収入になると、4割くらいは税金だ」

バカボンのやる気に、少しかげりが…。

現実は厳しいのだぞ。

 

大人になれば生きているだけで国民年金を、会社に入れば厚生年金を、健康保険も払わなければならない。税金以外にも、いろいろと収入から差っ引かれるのだ。

これからの若者は、働いても働いても、ますます引かれるものが多くなる一方だろう。