熱中症にご用心

城です。

うちのお客様で、中学校の先生をやっているHさん、一度退職して、嘱託として先生を続けて2年目なのですが、今日、当社に来た時の顔がいつもと違います。

健康だし、太ってもいないし、見た目は60才を過ぎたようには見えないほど若々しいその先生、

この7月の始めの暑い日に、給食を食べていたら、気持ちが悪くなり、吐き気がした。

これはいけないとトイレに行こうとして廊下に出たところで、

意識を失い倒れてしまった…。

意識が無いまま倒れたので、手でかばうことができずに、顔を思い切り廊下の床に強打し、

あごの骨を何か所か骨折したいうのです!!

救急車で入院、手術、大変つらい目に合われたとか…。

あごの骨を骨折なので、固定するため口を開けられず、今も流動食を食べているとのこと…。

気を失った理由はいろいろ調べたけれど、脳も心臓も異常がなく、

原因は熱中症だという事です。

 

 

先日当社に寄った大家さんのYさんも、いつも元気な奥さんで、毎日自転車で飛び回っています。

この間の盆踊りの時、会場の隅で婦人会の揃いの浴衣を着ているのに、椅子に座っているのを見ました。

「どうして踊らないの?」と聞いたら、「疲れたから一休みしているのよ。」との答えでした。

その後、やはり疲れが取れないので、もう今日は踊りはやめて帰ろうと、自転車を漕いでいたら、

道路で警備をしている人の所で、ふらついて転んでしまった。

起き上がってもう一回自転車に乗ろうとしても、うまく自転車に乗れず、フラフラしてまた転ぶ。

そばで見ている人に、全くシラフなのに、お酒を飲んでいるのかと聞かれるほどだったとか。

結局警備をしている人に家まで送ってもらったとか…。

 

 

お二人とも、共通なのは、「そういえばその日、いつもよりちょっとだけ忙しく、少し無理をしていた、

時間が無くて、いつもよりは水分をとらなかった」、という事です。

熱中症になった時とならない時の差は、ちょっとした違い、のようです。

中学校の先生のHさんは、気持ちが悪くなったとき、

トイレに行こうとせず、その場にうずくまるなり、横になるなりすれば、

こんなに大事にならないですんだ、といっていました。

 

自覚症状を感じず、突然、倒れる、転ぶとは、恐ろしいばかりです。

前後して頭が痛かったり、気持ち悪かったもするそうです。

倒れる場所、打ちどころが悪かったら大事ですし、

熱中症が重傷になればそれで亡くなってしまうかもしれないのですから。

 

皆さんも、重々、ご用心。

自分の体に気を使ってあげることが大事です。

自覚症状が無い分、怖いですからね。