待望の声

城です。

前にブログで心配していた岩手県釜石市の友人一重ちゃんと、連絡が取れました!!

時々、家の電話にコールしていたのですが、

2日くらい前から、電話の呼び出し音が話し中状態から、普通の呼び出し音に変わったので、

これは家が無事なのでは…?

でも何故電話に出ないのか?避難所にいるのか?

なんて思いながらも、あきらめずに時々かけていたのです。

 

今朝も9時半くらいにかけてみたら、一重ちゃんのお母さんが出て、

家は無事で、娘は今石油を買いに行っています。というではないですか?!

その後、かけなおしてきてくれた一重ちゃんの声は、昔のままの、のんびりした声でした。

「昨日から電気がつながったんだよ。」

「テレビを見たら、すごい津波で大変なことになっているんだねぇ、びっくりした。」って、

他人事みたいにいうんです。

「すごい事になっているねぇって、一重ちゃんの町でしょう。見ていないの?」

「うちは山の手の方なので、津波は来なかったし、家も壊れなかった。

スーパーには、全部はそろってないけど、取りあえず食べるものは売ってるし、コンビニもやってるよ」

「津波の被害のある方には、怖いから見に行かない。」

「避難場所とか、そばにないの?避難している人、いないの?」

「いるでしょ、おそらく。」

「欲しいものとか、ある?食べ物とか、着る物とか?」

「洋服贈ってきてくれたらうれしい。」

「防寒着?」

「そういうわけじゃないけど…」

「………。」

「テレビでやってたけど、葛飾区金町の浄水場って、近くでしょう?」

「大丈夫?放射能とか?」

逆に心配されてしまった…。

 

水道は使えるけど、ガスは使えないから、お風呂にはずっと入ってないし、

電気も昨日からつながって、燃料もなかったから、寒かったらしいです。

ガソリンもやっと変えたようで。

今まで自分のことだけでいっぱいいっぱいで、

電気が通って初めて周りを見ることができたのかもしれません。

でも、飢えてもいないし、困り果ててもいないし、お母さんの声も元気そうだったし、安心した。

あんまり久しぶりの電話なので、近況を逆にいろいろ聞かれてしまいました。

人の近況が気になるくらいだから、余裕はだいぶあるようです。

 

そのうち、岩手から水、送ってもらおうかな?