城です。
今日 昼過ぎに車に乗ったら、外気温の表示 とうとう39度でした(´Д⊂ヽ。
もう笑うしかない…陽気ですね。
上野の森の探索の続きです。
さて、皆さまはご存知でしたでしょうか?
上野の森には、昔大仏様が鎮座していたことを。
そして、今はその大仏様のお顔だけが あることを。
場所は上野精養軒の目の前の 小高い岡の上にあります。
ホントにお顔 顔面だけです。
それでも、側で見ると大きくて威厳があります。
顔だけでこの大きさなら、全体ではさぞ大きかったことでしょう。
関東大震災の時に、大仏の胴体から、顔というか首が落ちてしまって(´Д⊂ヽ、すぐに再建できないからと寛永寺の中にしまわれていた大仏様。
その後、大東亜戦争が始まると、軍需金属資源として顔面以外の金属は全て供出されてしまい(>_<)
その後再建の機運もあったようですが、昭和47年に今のお顔だけが、元の場所にレリーフのように祭られたのだそうです。
そして、もうこれ以上落ちない大仏様は、今は受験生の願掛けにもってこいの パワースポットです。
受験生でなくても、もうこれ以上落ちない、何があっても負けない、のご利益ありそうですね。
大仏様のお顔は、触っても良いのです。
目の下にある跡が涙のあとのようで、そこを触ると幸運が授かるとか。
こんな波乱万丈大仏様ですから、きっとつらい立場の人たちの気持ちを、良~くわかってくれるでしょう。
私もお顔に触れて、パワーいただきました。
さて、そこから駅方面へ向かう途中にあるのが、清水観音堂です。
ここは京都の清水寺を模して作っているそうなのですが、その舞台から見える松の木が 話題です。
江戸時代 歌川広重の『月の松』というの浮世絵にある松の木、と同じなのです。
浮世絵の松はもう生きていないので、その後植えた松を、足立区の植木職人が同じように枝を丸くさせたものです。
この写真の松は、不思議になんか白いもやのような輪のようなものをまとっています。
そして上野の「しめ」として外せないのが、今年は「西郷どん」の銅像でしょう。
めちゃくちゃ ひっさしぶりに見ました。
この銅像も、明治のころに建てたのでしょうが、関東大震災でも壊れなかったのですねぇ。
大仏様と違って、頭ちいさいからかな?
振り返ってみると、高校生のころに見たのが最後で、そこからは わざわざ見ることもなかった西郷さん…。(当時、アブアブやアメ横で買い物とか映画とか動物園とかで良く来てた…)
あれから だいぶ経ちましたが、西郷さんはまったくお変わりなく。(当たり前か^^;)
いえいえ、逆に鳩の糞をきれいに取ってもらっていて、以前より美しくなっていました。(前に見たときの印象は、鳩のフンだらけで汚かった~)
NHK大河ドラマの影響か、オリンピックが近いから観光客外人のためにか、きれいに糞を取り磨いたのでしょうかねぇ。
西郷どんは、秋に撮影するのがおすすめだそうです。
なるほど この写真の背景に写っているイチョウの葉が、黄金色に色づいたころであれば、銅像もさぞや浮き立って見えることでしょう。
上野って、身近すぎて気が付かなかったけど、よくよく見れば江戸や明治から続く歴史的な場所と、美術館や博物館に動物園と文化的な場所と、
そして老舗のお店やレストランもあって、案外素敵なところだなぁ、
と気づいた今日この頃。
イチョウが色づいたころには、また新しい発見をしに 上野、来たいと思います。