城です。
島根県の旅の報告の最後に、
べたふみ坂の写真を。
車のCMでも使われているので、割と有名だと思います。
写真の撮影の角度によると、なんかすごく急で恐ろしい橋に見えますでしょう?
車で坂を降りるのに、ジェットコースターのように怖いことにならないかと、心配していまいます。
でも、行ってみてわかったことは、勾配が急なのではなく、ただ坂が長く、そのためすごい坂に見えている、ということです。
正面からみるとわかりませんが、実際は相当の距離をかけてあの上までいくのです。
この坂の正式名称は江島大橋といいまして、
島根県の日本海側にある中海にかかる橋の一部だったのです。
中海は、宍道湖と大橋川でつなっがいます。
地理に うとい私でも知っている 宍道湖。
その宍道湖の東に同じくらいの大きさの湖があった ということは全然知らなかったです。(/_;)
元々は日本海に面する湾だったのが、砂州によってふさがれた湖で、水は海水の濃度の1/2なんですって。
だから、海の魚と淡水の魚が採れるそうです。
この大橋の上からの眺め、もちろん美しかったです。
その先の江島から三保町に続く 海中にある一本の道路も すばらしかったです。
大きな穏やかな湖が2つ並ぶ土地って 珍しいことです。
水が豊富だから水田もできるし、魚や貝など水産物も容易く手に入れられる。
古事記の時代から 島根県は人が住みやすい地だったのでしょう。
だからこそ、銅鐸や銅剣が沢山出土したり 出雲の神話が残っているんだということが なんとなくわかりました。
行ってみて初めてわかること、地図を体感できること、が旅の醍醐味ですね。