城です。
先日の定休日に、友人に誘われて 1日東京ツアーに行ってきました。
そのツアーは ある高級宝石店で 宝石を見学?というところから始まるツアーでして、ということは、つまりその宝石店がタイアップしているため、
それ以降の ホテルランチ、赤坂迎賓館見学、マリーアントワネット展 が とてもお得にセットされたツアーなのです。
銀座の高級宝石店に午前9時半ころ 現地集合、というところから始まりました。
上階に通されると、オシャレなお茶をいただきながら、まずその会社の魅力、宝石の素晴らしさ、紹介などのプレゼンがあり、その後、
ナントお客2人に1人の店員さんがついて、宝石を見せてもらったり、着けたりできる、というとてもスリリングな時間がもうけられます。
もうそれはそれは、心を揺さぶられる時間でした。だって、欲しくなるのが 女心ですもの~。
が、このツアーに参加する前から、「今日は絶対に買わない。」と心に決めてきたので、
ここは ぐっと我慢。
友人も私も、お買い上げのないまま、この関門をクリアすることがでました。
他のお客は、購入されている方も多かったですし、店頭では買えない物があるので、リピーターも多いらしいです。
さて、その後は もうこっちのものです。美味しいランチが待ってます。
中でも 赤坂迎賓館は 素晴らしかったです。
見学できる時期が限られているため、大変混んでいます。
ツアーで入るのでなければ、チケットを買うのにも朝から並ぶようだし、チケットがあっても中に入るには手荷物検査にも行列ができていて、
厳重な警備の中を見学する というもので、しかも 上野動物園のパンダの見物みたいに、1つのところで 立ち止まると怒られるし。
壁も装飾も、触らないでくださ~い、荷物があたらないでくださ~い、写真は撮らないでくださ~い、といろいろと 規制がありますが
でも、それだけの価値はありました。
良く ニュースなどで耳にする迎賓館、改めて行って見てわかったのですが、
言ってみれば 西洋のお城(ネオバロック様式)そのもの なのですねぇ。
これを、日本が明治維新の後 数十年で(明治42年)建てているとは、驚きです。(ディズニーランドと違って本当のお城だから)
だって、ちょっと前までは江戸時代で、その時代の大工さんなんて(クマさん はっつぁん)長屋に住んでいたろうし、
地方に行けば、かやぶき屋根の家ばかりだったろうに。
維新のころの、西洋に追いつこうとしていた日本人の情熱と、日本人の技術って、すごいわ~。
ものすごい豪華なシャンデリアは、ヨーロッパから輸入したらしいですが、それ以外の部屋の中の装飾の豪華で美しいこと。
シャンデリアは当時のものだというので、質問してみたのですが、明治時代から、電球があって、電気は自家発電されていたそうです。
屋根の上や室内の装飾に 兜のモチーフが使われていたり、桐や菊の紋章があったり、
花鳥の間には、見事な日本画が 七宝焼きとなって 部屋の中をぐるりと飾ってあったり、
西洋と日本の美の融合も素敵なのです。
おもわず、七宝焼きの写真集、買っちゃいました(笑)。
今でも、国賓が来たとき、天皇陛下や総理大臣が ここでお迎えになったり、会食をしたり、と使われているこのお城は、
なるほど、ここの全てが国宝なのであります。
昨年のクリスマスの時期には、ライトアップされていたそうです。
その時もまた素晴らしかったでしょうねぇ。
是非、その時にまた行って 夜のお城の中を見てみたいものです。
東京に住んで 50年以上。
まだまだ 知らない事ばかりです…。
お城に うっとり… の城でした。