城です。
日本は 高齢者がどんどん増えてくる。 これは周知の事実です。
そしてそのご高齢の方は、不動産も持っていることが多いわけです。
高齢者となると、少し記憶が薄れだり、すぐ忘れてしまったり、子供に帰ってしまったかのようになってしまうことがあります。
こんなこと、大きな声では言えませんが、最近 ちょっと 認知症?の人が多くなっていませんか?と思うのです。
ニュースでも、高齢者の運転による事故が目立ち始めていますし。
本日 突然いらっしゃったお客様もそうでした。
昭和ひとけた生まれのその男性は、ある土地を売りたいから、と当社に飛び込んできました。
「その売りたい土地はどこですか?」と聞くと、なんと、今現在うちが管理している貸家がたっているところなのです。
管理しているから大家さんは知っているし、当社や母の実家の側でもあるので、その土地の今までの経緯もある程度わかっています。
その人は、すでに、バブルのころ(約30年前)に、 そこを今の大家さんに売却しているのに、
誰かが勝手に 金も払わずに使っているから、そこを売ってしまいたい、といらっしゃたのです。
こちらが 説明します。
「ここはもう売ってしまわれたのですよ。」
「いや、そんな覚えはない。」
「うちは謄本もとっていますから、間違いないですよ。」
「じゃあ、その金はどこにいったんだ?その金は受け取った覚えはない。」
何回説明しても、理解してくれません。
車でご自宅までお送りしましたが、最近 こういう感じのかた 珍しくないのです…。
家族の方に、事情を説明しましたところ、ご家族の方も困っているようでした。
いつかは誰もが通る道なのでしょうが…。
今まで一緒に仕事をしていた頼りがいのある人だったのに そんな風になってしまった人もいるし…。
家の持ち主が親ごさんで、もう介護が必要になって施設に入れるのに、費用として家を売りたいとかいうお話があっても、
本人の意思を確認することが難しくなっていたり…、
1年分のお家賃を、受け取っていない と怒って電話してきた大家さんもいました。
ちゃんと 振り込んでいますでしょ、と説明しても、その通帳が無い!!、と。
もちろん当社の振込の証拠があるからよいのですが、
後で、冷静になってから確認されたようで良かったですが、あの時も困ってしまいました。
これから、増々そういう事、トラブルが増えてくるのだろうと 予想されます。
たぶん、いつか この私もそうなるのでしょうけれども…。
でも、いくつになっても お元気にお過ごしの方もいらっしゃいます。
この差は何ナノでしょう…。
誰か、認知症の特効薬を 早く作って欲しいです~!!
その人には、絶対 ノーベル賞 あげます~!!