昭和の家

城です。

 

先日内見した家は、「売地(古屋あり)」で売り出されている物件です。

それは、建物はありますが古いですから、価格はつきませんので、あくまでも売地です、という物件。

建物は壊してもいいし、もし もし リフォームとかして住むのでしたら それはご自由にどうぞ、という物件です。

 

お客様が、建物をリフォームして住めるかしら…、ということで一緒に見にいってきました。

懐かしい家でした。

昭和50年代前半の家で、

壁についていたクーラーが 昔見た記憶がある かなりの年代物。

エアコンじゃなくて、まだクーラーです。(買った時は高かったはず)

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掃除機も置いてありましたが、昔見覚えがあるタイプ。

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そして窓枠が アルミサッシではなく木製で、鍵は金物の取っ手を時計回りに回転させて閉めるやつ。

 

鍵を回して窓を開けると、土手から吹く風が南北にある窓を抜け、良い空気が満ちています。

この家がず~っとあり続けられるのは 日当たりが良くて 風通しが良かったからだなぁ…、と思いました。

 

開けた窓を閉めるのに 小さな取っ手の鍵を回すと、なんだか子供のころの感触がよみがえって、妙になつかしかったです。

昔は、み~んな木製でしたものねぇ。

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タイムスリップしたような、おじいちゃんの家に遊びにきたような、そんな家でした。

でも、住むようにするにはリフォームにだいぶかかりそうな…、やはりそこは 古屋 と呼ばれてしまう 家でした。