父の命日に


城です。

今日は私の父、そして梅津不動産の初代社長(そんなに代々続いている由緒正しい会社ってわけでも無いけど、表現方法としてこうなってしまって…(笑))の命日です。

今日で父が亡くなって今日でちょうど5年経ちました。

10年ひと昔と言う言葉がありますが、その半分しか経っていませんが、私の実感では、

父が亡くなったころは、ひと昔前のことのように思えます。

月日が経つのはあっという間、というか毎日、目の前の事を必死にやっていたら5年経っていたというか。

 

今あの当時を振り返ってみると、父が病気でだんだん弱っていき、入退院を繰り返している当時、

これから梅津不動産はどうなるのだろう……、と先行きを心配していた人たちは沢山いたと思います。

当事者のわたしも不安の中でやっていましたが、

外部の人間だったら、当然もっと強くそう思っていたことでしょう。

娘のわたしが当時もう社長としてやっていはいましたが、父がいなくなれば、もうお終いじゃないかと…。

周りの予想はそんなところだったのじゃないか、と今になって、改めて思います。

 

当事者の残された二代目の社長であるわたくしは、

当時不安を感じている余裕もなく、やるっきゃない、と言う意気込みで、

ただただ、目の前に現れる難関を乗り越えるような毎日。

ひとつ乗り越えれば良い事もあり、でもまた次の難関が来て、そんな毎日を過ごしているうちに、

父が居ないことがいつの間にか、普通のことになっていました。

 

わたしがそれだけ頑張った、と言いたいわけではないのです。

あの時、「この会社はもうだめだ」、そんな風に見限って、

私の側から、この会社から、離れて行く人はいなかった、と。それに気が付きました。

お客様だって、業者さんだって、社員だって、もっと良い会社に移っても構わなかったろうに。

見限るどころか、皆心配してくれたり、応援してくれたり、お客様を紹介してくれたり、守ってくれた…。

わたしのそばで、わたしを支えてくれた人たち、応援してくれた人たちの勇気と優しさ。

今頃そんなことに気が付いて、それがなんだか嬉しい。

今頃気づいているようじゃ、私も社長としてまだまだ です(笑)。

 

今でもたまに、父が夢にでてくることがあります。

先代である父が、周りの人たちに対してしてきたことが、私と梅津不動産に返ってきた、ということも、あるのかもしれない。とも思います。

 


 

な~んて、余裕こいている場合じゃありません。

初心を忘れず、あの時と同じくらいの気合で、

前へ進んでゆかないと……!! (≧ヘ≦)