ある日突然電話が…。

城です。

ある日かかってきた電話に出ると、

知らない司法書士さんから「あなたのお祖父さんのAさんがなくなりました。」と言われたF子さん。

「おじいちゃんは、もうとっくに亡くなっていると聞いてますけど。」

「いいえ、つい先日亡くなったのですよ。」

 

なんだかオレオレ詐欺のような電話ですが、これは本当の話です。

F子さんのお母さまは、F子さんが大学生のころに亡くなっていまして、

母方のおじいちゃんおばあちゃんは、まだ小さい時に亡くなったと聞いて育っていたのですが、

実はそうではなかったのです。

お母さんは、結婚するときご両親に反対されて駆け落ちをして、それから実家とは縁を切ってしまい、

その後生まれたFさんや弟さんたちには

おじいちゃんおばあちゃんは亡くなった、と教えていて、若くして亡くなってしまったのです。

 

F子さんのお母様は一人娘で、他にご兄弟がいなかったため、

F子さん兄弟は中野区の祖父母の土地建物を相続する権利を得たのです。

 

そんなこと、私にもないかしら?って思ってしまう気持ち、ありますよね。

しかし、そこからがFさんのご苦労が始まりました。

一度も会った事のないおじいちゃんのお葬式を出すという体験から、

相続した家屋敷をただ持っているだけで、固定資産税は姉のF子さんのところに請求書がくるし、

 

古い建物の中には、物があふれているし、

庭が雑草だらけになってやぶ蚊が発生して困るとご近所から苦情はくるし、

2階部分が賃貸だったのですが、中途半端に1部屋だけ住んでいるので、売却することもできずに、

まだ若い弟たちはそれぞれ地方で忙しく、事の重大さはわからずに…、

連絡先もわからなかったり、連絡しても返事がなかったり。

そんなこんなで困り果てて、F子さんのご主人の関係で、当社に相談にこられてから2年半。

やっと今日、めでたく売却の運びとなりました。

 

相続っていうのは嬉しくもあり、苦労でもあり、ですね。

でも、仕事をまとめることができて、本当に良かった、F子さんの顔を見てそう思いました。