城です。
とうとう9月に入りました!! 秋が来ますね。っていうか、10月初旬の陽気って、何ナノ?!寒いよ!!
ってな9月1日であります。
月初めの月曜日は忙しく過ぎ、5時過ぎたところでブログをかいている城です。
さて、しつこく阿蘇の話し、続かせていただきます。
阿蘇では、内牧温泉の とあるホテルに泊まったのですが(申し込みしたツアーの中で、阿蘇で選べるホテルの一つだったので)、
HPで食事はビュッフェ式、家族風呂が18種類あるのを確認し、部屋もそこそこ良い感じで写っていたのだけど…、
現実に通された部屋は、私の期待ともHPの写真とも違いすぎ!!でした。
お客さんは近県に住んでいる人が多いようで、若い子連れ家族もしくは、おじいちゃんおばあちゃんと若夫婦と孫3人みたいな組み合わせが多く、みんなで集まって、温泉入って飲んで食べれる、ちょいとあそこに行ってみるかぁ?!
みたいなのりで利用される感じの、日帰り温泉の宿泊版みたいなホテル。
チェックインするとき、行列ができるほどの混雑ぶり。いったい何人収容なんだろう?
もうここまで来たら、まぁ良いか(最終日である明日の黒川温泉に期待だ!!)、と半ばあきらめ、家族ウォッチング。
へぇ、あのお母さん幼稚園入る前くらいの子が二人いるのに、またお腹大きいんだぁ。とか、
あの家族は男の子の年子で、お母さん大変だろうなぁ、とか、
平均子供3人はいるから、やはり東京都違って住宅事情的にもおばあちゃんたちが同居だったりして、産める条件なのだなぁ、
日本の未来のためには、良い事だ!!
たまにはお母さんも骨休めしないと、 などと、ばあさん目線で眺めながら、何度もお肉を取りに行く若いお父さんやらお母さんやら眺めながら食事などしたわけです。(年寄り夫婦はそんなにお肉食べれません…)
どうりで、お部屋のふすまと障子が 穴だらけなわけです……(汗)
でも貸切家族風呂はいろいろ入れるし、
夜はツタヤほどではないけど、DVDを選んで借りれるし(無料で)、
浴衣は自分の好きなのを選べるし、
豪華なマッサージチェアは無料で使えるし、
珈琲マシンもラウンジにあるのは無料だし、
障子やふすまに穴が空いていれば、子どものいるお客も気が楽でしょうし、
焼肉とお寿司と天ぷらと刺身とフルーツやアイスと、よりどりみどりばかりか、お酒類まで飲み放題!!
それでここは繁盛するんだなぁ。
そんなホテルでしたが、いいものを発見しました、というか良い出会いがありました。
ラウンジと通路に飾ってあった絵の額が4つ。
絵と書が組み合わさってあるもので、何度か通り過ぎる時に気が付いていたのですが、
女湯から早めに上がって隊長を待つ間(男のくせに入浴が長くて)、じっくりと眺めたのです。
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2羽の鳥が描かれているかたわらに書いてある字は、
すべてうまくいっている と思っていたのに 傍らでがまんしている あなたがいたんだね
優しく味のある字で、わたしの心にすうっと入ってきました。 |
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写真が見づらくて済みませんが、この額には、 カワイイ小鳥がくっついて並んでいて
いっしょにいる 倖せ なんどあなたに
勇気づけられてきたことか |
あと2つの額も、素晴らしい詩で絵も暖かく、私に何か訴えかけるような感じです。
額のかたわらに、作者の紹介と著書が置いてあったので、読んでみると、驚き!!
作者は 大野勝彦さんという男性で、
40代初めに事故で両腕を切断。
それまでは、全く絵心もなく詩を書くようながらでもなかったらしいのですが、
リハビリをして、この絵も字も、義手で描いているのだということが紹介されていました。
それを知って、また見返すと、詩の重みが ずっと深まります。
私など、両手があってもこんなに良い字も絵も書けません。
そして大野勝彦さんの美術館が阿蘇にある、ということも紹介されていました。
もう絶対に行きたくなり、急きょ予定を変更して、旅行の最終日にその美術館に行くことにしたのです。