九州旅行記 ② 阿蘇のカルデラ


城です。

阿蘇を一望できる場所、大観峰は、もちろん高い場所にあるので、風が吹いて寒いところでした。

阿蘇=カルデラというのは、なんとなく頭には入っていて、

カルデラが火山と関係するのも知っていましたが、

実際目にして、びっくりする地形でした。

山並みが続く大地に、突然ぽっかりと平地が丸くあり、その丸い平地の真ん中に、阿蘇の山がある。

山にかこまれた平地だから、盆地?でもその盆地の中央に山がある、というと……何?


大観峰にカルデラの説明が出ていました。

何十万年も前に、火山が大爆発をおこして、その時にマグマが九州どころか本州までも飛び散ったのです。

そしてマグマとして飛び散ったところが、ぼっこり陥没して、平地になっているわけです。

いうなれば、地球のえくぼ?あばた?


そして、そのあばたの中央にある火山は、いまだに煙を出し続けているわけです。

これなら、温泉もどんどん湧いてくるわけです。


阿蘇山の上は、砂千里といって、草一本生えていませんでした。
月面のようでもありました。

(1日に一回くらいの割合で、登場する予定のわたしです~。旅行中は目のトラブルでコンタクト入れられませんで、メガネです。)


そして、阿蘇の山の回りは木が全然生えず、草千里、とか言われているくらい、草ばかりで、それが阿蘇の特徴的な風景のようです。

写真右上の山は米塚という高さ100メートルもない小さい山で、草に覆われてこんもりと可愛らしい。やはり火山の噴火でできた山。

火砕流がかたまってできた軽石みたいな大地だから、きっと木がはえないのでしょうねぇ。


なので、その草ばかりの土地は、放牧地として馬や牛を飼う景色がまた、阿蘇らしく。

だから、美味しい乳製品や馬刺しが熊本の名物なのですね。

 

な~んてことを半世紀生きてきて、初めて知りました!!

へぇ~、不思議な地形だ~、火山のスケールにビックリだ~!!、と感心していると、

大分県出身の隊長に、バカにされたり、呆れられたり。

自分だって、修学旅行で来ただけのくせにね。