城です。
昨日に引き続きのお話です。
わたくし、5年前に師匠 伊勢瑞祥 に四柱推命の師範の免状を頂いてから、いろんな方の命式を観る機会がありました。時には、有名人、実業家、政治家、タレントなども勝手に見たりしています。
会社の青野が、「社長、今までみた中で、一番良い命式、運の良い命式の人って、誰ですか?」
と、聞いてきたことがありました。
しかし、いくら勉強をしても、その質問には、答えは無いと思います。
四柱推命を勉強し、未熟ながらも人様の命式をだして運命を鑑て、改めてわかったことがあります。
人生のいつでも、全て、幸運に恵まれた人生、という人はいない、ということ。
生まれてきた環境や親によって最初から恵まれている人と、恵まれていない人はいるけれども、
でもどんな人の人生にも、春夏秋冬があって、良い時期と悪い時期が巡って来る。
笑ったり悲しんだり喜んだり失望したりは、どんな人にもだいたい同じくらいのタイミングでやって来る。
人生は平等なのです。
ただ、その良いこと悪い事を、どう受け止めるかで、人生は変わってくる、ともいえる様です。
しかしながら、命式の中に、うらやましいくらいに、良い星(便宜上、星と表現します)ばかりが揃っている方は、いらっしゃいます。
そういう方は、基本的に運が良いのですから、もともと財産がある家だったりもするし、やってくる不幸も、人並みの苦労より軽かったり、良いことは、人よりたくさんあったり、するわけです。
じゃあ、そんな人は、きっと相当な人物で、相当な地位に上り詰めていることでしょう、と思われる方が多いと思いますが、ところがそうとも限らない。
運の良い分、そんなに努力しなくても、ある程度の幸せが来るから、
それ以上の頑張りをせず現状維持だったり、幸運に甘えて努力をしなかったり、色んな経験をつまずに中には怠けていたり、ちょっと悪い事があると、打たれ弱いから相当へこたれてしまったり…。
なんだかとっても小さく独りよがりな人にまとまってしまうような感じの方もお見受けします。
苦労があまりない分、人の気持ちにも鈍感だったりします。
もちろん良い星をお持ちで、大きな夢も持っていて、それを達成できるように人並み以上の努力をされた方には、輝かしい成功が待っています。
でも、良い星があまり無い方でも、押し寄せてくる苦労にへこたれず、 夢をあきらめず、
逆に苦労を自分の人生の糧にしてしまうようなバイタリティのある方は、
本当の成功者になれると思います。
成功している方たちには、良い星ばかり持っている人はいないです。
だからこそ、辛抱してやっと巡ってきたチャンスを、がっちり掴めるのだと思います。
なんて、言っていると私もものすごい人生の達人みたいですけど…。
はっきり言って、耳年増というか、目年増、というだけのはなし、ですのであしからず…。「(´へ`;