熟年の決意

おはようございます、城です。

今日は成人の日です。

お天気が良い日ですが、朝からテレビでは女優 淡路恵子さんの訃報を伝えています。

あの方は、最近バラエティ番組で良く見かけましたが、とても存在感があり、ズバズバと物を言い、でも優しい目をしていて、

男性から見てもそうなのでしょうが、女から見てカッコいい人だなぁ、と思っていました。

聞けば波乱万丈な人生を送って来られて、つらい事をたくさんあったようで、

それを乗り越えて生きている深みが、人柄ににじみ出ていたのでしょう。

 

女優と言う華やかな世界にいる人たちは(一般の女性でも感じるくらいだから)、

老いて衰える美貌に対する執着も並大抵ではないだろうと思うのです。

年齢にそぐわない、不自然なお顔のタレント・女優さんもいる中で、

淡路恵子さんはシワを隠すわけでなく、若さにも美貌にも未練は無いわ、

歳を取ったらこんなものよ、というように堂々と潔く歳を取っていたように見えます。

 

でもとてもおしゃれで粋な方で、自分に似合う凛としたオシャレをしていました。

そういうところが、とてもカッコイイ女性だと思います。

 

聞けば見た目だけでなく、中身もそんなふうで、良い格好しないで何でもさらけ出し、でも弱音は吐かない方だったという事で、また面倒見も良く、たくさんの芸能界の人から慕われていたようです。

その前に亡くなった大阪のやしきたかじんさんも、そうですけど、

死んだときに、大勢の仲間、後輩、友人がいて、義理とかじゃなくて、別れを心から惜しまれる人、今までありがとうと、言ってくれる人たちが回りに沢山いる人、になりたいなぁって、最近思います。

そのためには、周りの人たちと、面倒くさがらず深くかかわったり、繋がりを、出会いを大切にしたり、

そんな生き方をしないといけないと思うのです。

 

成人式のころの私は、誰よりも素敵な女性になりたい、と思っていたのだけれど、

そのためにした努力は見た目のことばかりでした。

スマートに見せようとダイエットしたり、流行の髪型やメイクやファッションを追いかけたり、とにかく外見でした。

 

今の私も、将来素敵な女性になりたいと思う気持ちは、同じです。

でも、今さら外見を取り繕っても、全てが下降線だし、しようがない。

それでも若さにすがりつこうとすれば、逆に不自然でこっけいにもなってしまう。

 

これからは中身をどんどん充実させて、潔く歳をとり、

将来、淡路恵子さんみたいな、存在感があって頼りがいある、カッコイイおばあちゃんになろうと、思ったりする、

 

 

 

そんな、成人式の本日であります。

 

(引出しから偶然出てきた、むか~しの成人式の写真。さて、この写真はだれでしょう?)