フランス旅 ⑦ ルーブル美術館

城です。

フランス旅もいよいよパリに入り、団体で観光するのは最後の ルーブル美術館に。

教科書で教わる歴史的美術品が沢山あり、TVでもいつも取り上げられている美術館、

いつか行ってみたいところの一つでしたから、楽しみでした。

 

ルーブル美術館は、ヴェルサイユ宮殿ができるまではフランスの王宮だったそうです。

つまりお城だったところが、美術館になっているのです。

天井、高‼ (^▽^;)

 

 

とても豪華で広く、そして複雑で、ヴェルサイユ宮殿同様 人もすっごく多く、

迷子にならないように、スリに気を付けて、

ガイドさんについて歩くのに 必死です。

展示物がありすぎて、とても全部をみていられないのですが、

有名なところを、ガイドさんの解説つきで見られるから、

その点は、団体旅行の利点ですね。

 

有名なところは、もうどこもすごい人です。

ミロのヴィーナス。

360度 各国の視線 独り占め。

 

サモトラケのニケ

海戦の勝利の女神だったと考えられてるそうです。

紀元前に作られたというのに、デザインの斬新さと躍動感‼

昔のギリシャ人、すごいわ。

女神(全長244cm)の翼のイメージがナイキのマークのヒントになったり、映画タイタニックの船首のシーンのイメージになったのだとか。

それにしても、どんなお顔をしていたのでしょうか。

歴史の教科書に載っていたこちらの絵、

フランス革命の絵かと思ったら、

その後の なんとか?革命の絵だとか。

そんなに革命色々あったとは知らなかった。

 

教科書のおさらいのように、見たことがある作品を次々と巡ります。

人混みが少し途切れた一角で

ふと目があったのがこのかた、

レオナルドダヴィンチの「洗礼者ヨハネ」さん。

 

暗い画面から浮き出してきたかのような立体感。

上目遣いでわたしに微笑みかけてるかのようで、ちょっと驚き。

「どこから来たの?」とでも言いたそうな人懐こい笑顔。

認知度が低いのか 人が少なく 近くに寄って見れたのもあり、とても印象深い絵でした。(ちなみに指は天から救世主がくることを示しているのだとか)

その並びにダ・ヴィンチ作品が続きます。

「聖アンナと聖母子」「岩窟の聖母」

この二つも浮き出してくるような立体感。

ガイドさんが言うには、ダ・ヴィンチは人物の輪郭を描かず、

色を重ねて人物を浮き上がらせるのだそうで、そのせいか柔らかい立体感、優しいオーラがあります。

人の動きも表情も自然で 本当にそこにいるかのような絵です。

ダ・ヴィンチの絵は、写真や画像の印象より 実際の方がはるかに良い作品でした。

洗礼者ヨハネ、聖アンナと聖母子、モナリザ の3つはダ・ヴィンチが最後まで手元に置いて書き加えていた作品なのだそうです。どなたか身内の面影を、絵の中にこめていたのかもしれません。

たまたまなのか いつもなのか この一角は何故か人が少なく じっくり鑑賞できて 私的にはルーブル美術館で一番の感動と満足

 

   

さて 1つだけ特別な扱いの モナリザの絵は、他のダ・ヴィンチ作品のすぐ側の別室に飾られていました。

もうもう 部屋はすごい人で 絵に近寄ることができず、

絵自体をガラスで囲われていて写真を撮っても反射してしまうし、

鑑賞することは諦めて 退散しました。

何故に同じダ・ヴィンチの絵でも、こんなに人気に差があるのか?

不思議~‼(~_~;)でした。

 

 有名作品を見る合間に、目に留まった有名ではないと思われる彫刻もいくつか撮ってみました。

この彫刻は、なんだか気の毒。

ガイドさん的には素通りなので、どういった意味の彫刻なのかわかりませんが、

痩せた年老いた男性が ず~と裸で縛られてつるされて 何百年もこのままかと思うと、

なんとかしてあげたいような、気の毒な彫刻です。

   それに比べてこちらの方は、うつぶせ寝で ルーブルでだいぶくつろいでいらっしゃるようでした。
 

 こちらの綺麗な後ろ姿の女性の像の向こうには中庭があり、

ガラス越しに日がな一日 裸で日光浴。

その割には 色白な方です~。

 

中庭の窓から見るガラスのピラミッド。

中庭の地下にある広場の明り取りになっていました。

 

いつかまた もっとゆっくり鑑賞してみたいものです。

 

さて、次回からはパリの自由行動編で~す。