フランス旅 ⑥ ヴェルサイユ宮殿

城です。

 

フランスに到着してから3カ所 地方の世界遺産を巡ってきましたが、

ここからはパリ中心部に向かい、フランス観光の定番ともいえる場所を巡ります。

まずはパリにほど近い「ヴェルサイユ宮殿」

 

私が中学生のころ流行った「ベル薔薇」(齢わかる~^^;)の舞台(オスカル( *´艸`)が好き)

子供のころはお姫様が出てくる童話が好きで、綺麗なドレスのフランス人形が好きだった。今もヨーロッパの歴史ドラマ大好き(BSでやってます)。

そんな私が、いつか行ってみたいと思い続けていた宮殿「ヴェルサイユ宮殿」に、とうとう来ることができました。

 

 

 5月24日

 

この日はとても良いお天気で、日傘をさすほどの強い日差しの中、

観光バスから降り歩き出すと、目の前に広がるヴェルサイユ宮殿、

まずその広さに 驚きましたねぇ。( ゚Д゚)

ネットによると、東京ドーム220個分らしい(~_~;)。

想像をはるかにこす巨大さ。

王族の住むところだったのですから、日本で言えば皇居のような場所?

それはそれは広く、宮殿も沢山あり、

ガイドさんいないと、案内版も理解できないし、どこの建物のどの入り口に入っていいのか? どの順路で進めばよいのか? トイレはどこにあるのか? フランス語はもちろん英語さえおぼつかないおばさんには、皆目見当がつかない 巨大で複雑な場所です。

 

 

ヴェルサイユ宮殿に入ったのは金曜日の午後。

平日ですが、まあ!人の多さにも びっくりΣ( ̄□ ̄|||)。

今までの3カ所の世界遺産とはけた違いの観光客。

それはもう、世界中の人たちが集まっているわけで、その中には悪いやからも混じっているということで、

添乗員さんもガイドさんも、

「皆さん スリに気をつけてください。」

「バッグは前にしっかり持って、絶対に油断しない」と何度も注意勧告です。

 

このヴェルサイユ宮殿と次の日に行ったルーブル美術館の混みようは、

例えていうなら、

紅白歌合戦が終わった後の明治神宮の初もうでの行列(笑)、年末のアメ横

人気の場所(モナリザの絵の前やマリーアントワネットの寝室)は、

朝8時 通勤ラッシュの電車の中^^;

(それ以上の人混みを私は知らない)

 

 

 

 

そして、宮殿内の豪華さにびっくり(*´ω`*)

これでもか~、どうだこれでもか~、こっちも盛っちゃうぞ~ 

という感じのゴシック様式の色とりどりの装飾、絵画、彫刻たち。

 

 広くて、混んでて、ゴージャス 

そこで、スリに気を付けながら、ガイドさんに置いて行かれないように、

なるべく人が入りこまないシャッターチャンスの場所を探し

写真を撮るのは 至難の業でしたが、

もうテンション上がってますから、どんだけ写真撮ったことか…

私的には 一生に一度来れるか来れないかなので 必死です。

昔の王族の暮らし様を 感慨深く思いをはせて歴史にひたる といった時間的余裕はありません。

 

 ガイドさんのお話によりますと

ルイ14世のころから王様とお后様は、日々の暮らしぶりを一般の人たちに公開して暮らしていたというのです。

ベッドから起きるところから、顔を洗う、身支度をする、食事をする、といった全て。

見たい人は誰でも 宮殿に来れば中に入れてもらえたのだそうです。

みすぼらしい服装に人には、ゲートで必要な服も貸してくれたのだそう。

 

だから、各部屋に柵があります。

柵の外には見物人が、

柵の中は王族と使用人といった線引きがされていたのだそうです。

 

なんだかとても疲れる暮らしですが、豪華な宮殿の装飾も暮らしぶりも、

裕福さを誇示しフランスの偉大さを知らしめるための、王族のお仕事だったのでしょう。

このベッドはマリーアントワネットの寝室のベッドです。

 

手前に柵があります。

柵の手前は現代の今も、見物人だらけ。

 

実際ここで寝るのは、天井も高く部屋も広く窓も大きく、とにかく寒いので、

壁に隠し扉があって、その奥の小部屋に移って寝ていた、という情報も。

 

 

 立派なシャンデリアと豪華なベッドの部屋で寝る暮らしより、

最初から 狭くてすぐ温まる部屋で 家族水入らずで寝むれる庶民の方が、幸せだったかもしれません。

絵画は、マリーアントワネットと3人の子供たち

 

そして、ヴェルサイユ宮殿 最大の見どころ 鏡の間

 

回廊の長さは75m 幅は10m 高さ12m

仮面舞踏会や宴が行われた場所です。

庭に面した大きな窓と、反対側の壁一面ガラスが、長い回廊に続いています。

その当時 夜な夜な 全ての燭台に火を灯し 宮廷音楽の演奏のなか、絹のドレスの貴婦人たちが踊る。

どんなに美しい光景だったことでしょう。

 

 

 

フランス革命の時、市民たちが押し寄せてくるその瞬間まで、

貴族たちのそんな暮らしを映した鏡。

 

人が引けた瞬間、歴史を映し続ける鏡に映っている自分を 撮ってみました。

 

 

その後、庭園見学の時間。

庭園のあまりの広さに圧倒されて、やっとの思いで噴水のところまでは行き 引き返します。

トリアノン宮殿やマリーアントワネットの離宮なども同じ敷地にあるそうですが、どこにあるの?全然見えないじゃない?

宮殿内をバス移動しないといけないらしいです。

いつかまた、来れる時があったら 行きましょう。(また来れる?)

この日はもう 人混みの中迷子にならないようにガイドさんを追いかけ 説明を聞き スリに気を付けながら 写真とりながら 観光するのに、

すっごく疲れました。

 

だけど、子どものころから いつか行ってみたいと思っていた場所に来ることができました。

鏡の間にいたときは、「夢が叶った~」(*^-^*)と思える瞬間でした。