城です。
今年の梅雨は長いですね~。
もう7月も半分終わるというのに暑くないから、そこは助かりますが。
さて、私のフランス世界遺産旅は5月だったのですが、まだまだ報告 続けさせていただきます。
何故なら、写真沢山撮ってきたから、見て欲しいの~、これが。
皆さん、お願いだから 最後までお付き合いしてね。
ということで、数あるフランスの世界遺産の中でも、今大注目のモンサンミッシェルの巻
始まります~‼
2019年5月23日 ロワールのホテルからバスに揺られて3時間くらい? 車窓からモンサンミッシェルが見えた時は、 おお~‼ これかぁ‼ とあのシルエットにテンション上がります。 この写真は、一泊した次の日、パリ方面に帰るバス車内から、 「さよなら~モンサンミッシェル~」と撮った写真です。 麦を収穫した後の畑が広がっていました。 |
|
モンサンミッシェルは、フランスの北、イギリスを望む湾の遠浅の湾の、岩ばかりの島に建てられた、 修道院、要塞、刑務所 だった場所 キリスト教と、戦争と、囚人の島だった、地理的にも歴史的にも、ビジュアル的にも珍しい歴史遺産なのです。 |
|
岸からは橋を渡っていくのですが、その橋には公共のバスか予約した馬車か、もしくは歩いていきます。 モンサンミッシェル山 という感じのふもとには、庶民の暮らしがあります。 日本の観光地(鎌倉や伊勢や京都のように)、お土産屋がずら~っと並んで観光客がぞろぞろですが(もちろん私も含め) 昔のままの狭い道と建物は、もう中世そのもので、タイムスリップしたみたい。 |
|
昔は巡礼者の泊まる旅籠だったり、巡礼者のためのレストランだったりがあり、そこで働く人々が暮らしてした村でもあり、今も修道士が数人暮らしてるのだそうです。 今は観光客が泊まれるそうですが、何しろ古く狭いホテルなわけで、夜なんかちょっと怖そうです。 名物のオムレツのレストランがありますが、ここでは食べませんでした。 |
|
坂道や石段を登って行くと、修道院に入っていきます。 JTBのツアーでガイドさんの説明付きなのが、良かったです。 予備知識がないものだから、ガイドさんがいないと、 さっぱりわからない 複雑な構造と複雑な歴史があるのでした。でも真面目にガイドさんの話を聞いていたから、こんなに理解できちゃった。 |
|
建物の中は修道院や刑務所だっただけに、礼拝を挙げるところ以外は 石のむき出しの壁で、装飾は少なく 質素にできていました。 |
|
ここは建物の上層にある、修道士が迷走する回廊 | |
中央が四角い芝生の広場で、その周り4辺が回廊になっています。 ここを修道士は、何を考えて歩いたのでしょう。 |
|
暖炉で火を焚いて良い部屋は、修道士が書物を書き写す部屋だけ。 手がかじかんでは 字がうまく書けないからです。 それ以外は 貴族の来客があったときの食事の時以外 暖炉は使えないのだそうです。 回りは海で海の向こうはイギリスだから緯度は相当北にあるわけで、 海の中にポツンとある島は 冷たい風をまともに受けるだろうし、 冬は超~寒かったろうなぁ。 昔の人は 本当に我慢強かった。 |
|
この水車のようなものは、中に囚人が入って回していたのだそうです。 一番下から荷物を上に持ちあげる時に使っていました。 囚人が水車に入ってネズミのように回して荷物を挙げるなんて。
|
他にも、亡くなった修道士の遺体を置いておく部屋、とか 修道士が亡くなった時お葬式を挙げる部屋、とか 昔ここに住んでいた修道士や囚人の思いが残っているのでは…? と思ってしまうような暗くてうす気味の悪い部屋もあり、 そこが別の意味で面白かったりもします。 |
||
|
ということで、そのお告げをした「大天使 聖 ミカエル」様のレプリカ像がこちらです。 ものすごく イケメンです。 しかも強そう。 足の下には人間に悪さをする悪魔を踏んずけているのです。 仏教の仏像にも、確か勇ましいお姿の鬼を踏んずけている仏像があったな、と思いました。 人の発想は、西も東も、どこも同じなのかもしれませんね。 でも、このミカエル様ほどカッコいい仏像は無いと思う。 ミカエル様の絵葉書、買ってかえりました!(^^)!。 |
|
この上の彫刻がレプリカなら、本物はどこにあるか? 本物のミカエル様は モンサンミッシェルの一番てっぺんの塔の、 その先のとんがったところにいらっしゃるのです。 ガイドさん、本物は10mあるっていってたと思うの。 金色に輝いて立っています。 モンサンミッシェルを、カトリック巡礼者を、守護しているのですって。
といった感じで、モンサンミッシェルは見ごたえ、ガイドの説明の聞きごたえのある、中世からのヨーロッパの暮らしぶりを感じれるすっごいところでした。 つづく |