芸術の秋 パート2

城です。

国立近代美術館を後にした私と友人は、地下鉄に乗って二重橋で降り、

次に目指した美術館は、三菱一号館美術館です。

皇居外苑沿いだから、地下鉄で2駅くらい。

馬場先通りと東京国際フォーラムの交差点の斜め向かいに現れた洋館。

三菱一号館美術館です。

皆さんご存知でした?

「えっ?前からこんなのあったっけ?」

と思ったら、2009年完成ですって。

 

ここだけ、日本の街ではないようなたたずまい…

明治維新後、三菱を起こした岩崎弥太郎(龍馬伝にも出てきますよね)の弟、

2代目社長の岩崎弥之助が、国から丸の内の土地を250万円(当時はさぞかし大金だったと思います)で買い受け、

おかかえ外国人建築家コンドルに設計させて、この地に初めて作ったオフィスビル第一号。

それを同じこの場所に、忠実に再現して建てたそうです。(三菱のTVCMにもなってましたよね。)

それまでは、この辺は野っぱらと沼だったそうで、そのときの写真も飾ってありました。

まだ東京駅も出来てなかったんですって。

ということで、展示物を見る前に、建物でだいぶ感心してしまいました。

展示してあるものも、三菱の代々の社長様がコレクションされた、絵画、書画骨董、そして古い文書などなど…

ルノワール、セザンヌ、モネ、シャガール、教科書にも乗ってる麗子像などの日本の有名な画家のもの…etc…。 

さすが、お金持ち!!

お金持ちのレベルが大きすぎ!!

ちょっと芸術の秋からそれてしまいました。

 

美術館の扉の横のドアを開けると、カフェになっています。

ここは、銀行として設計されているところなので、美術館の内装よりゴージャスで、素敵~!!

明治・大正の時代の銀行って、なんてオシャレでしょう。

照明もその当時のガス灯をイメージしているそうです。

私たちが入ったときは、午後2時くらいでしたが、ほとんどがおば様のグループで、ランチを楽しんでいました。

1300円くらいで、いろんな料理がプレートに載せられていて美味しそうでした。(どんどん芸術からそれて来た)

ということで、2つの美術館を堪能し、明治時代を偲んで歩きだした私たちに、その後、まだまだ続きがありまして…

赤い2階建ての、屋根のないバスが傍らに