オズのいるところ

城です。

今日お昼のテレビで、やってました。

景気回復は、オズの魔法使いと同じだ、というのです。

竜巻で魔法の国に飛ばされたドロシーは、脳みそのないカカシと、ハートの無いブリキの人形と、勇気の無いライオンと一緒に、オズの魔法使いに会いに旅に出ます。

大魔法使い、オズに頼めば、持っていない脳みそやハートや勇気を授けてもらえるし、ドロシーは家に帰れる、と思って。

旅の途中、いろんな難題や邪魔があっても、皆で力を合わせ解決し、とうとうオズの元へたどり着く。

でも、実際の魔法使い『オズ』は、何の力も無い男でした。

だから本物のハートや脳みそは授けられないので、カカシにはワラの脳みそ、ライオンにはただの水、ブリキの人形には泥のハート、つまり偽物を授けました。

そんな偽物を授かっても、授かってなくても、もう『オズ』に会おうと旅に出た時から、

欲しいものは自分の中から生み出していたのです。

つまり日本の経済も、大魔法使いのオズに会えば願いがかなう、と思って、

自ら持っていた力を発揮し始めることが、肝心だ、というのです。

もともと今までの日本の株価は、会社の実力以上に評価が低く安すぎた。

2年後に2%のインフレ、という魔法を、本気で信じて、自信を持って本来の力を発揮していけば、自ずと経済は回復する、という方式だそうです。

果たして、竜巻で飛ばされたまんま、ちっとも旅に出ようともしなかった日本経済は、

オズのいるところまで、行ける、のかな…?