安らかに…

 

城です。

私は仕事柄か、お通夜に行く機会がけっこう多い。

でもいつもはお年寄りで、寿命をまっとうしたような方のお通夜でした。

でも、昨夜のお通夜はいつもと違って、とても辛かった。

年に数回しか会わないけれど、いろんな事を話した飲み友達が突然亡くなったのです…。

今年も2月に、梅津不動産の事務所で夜中まで飲み会しました。

そろそろまた、やろう、って言っていたのに。

 

神様は何を考えているのだろう?神様は何か間違えたに違いない。

数日前まで介護施設で普通に働いていて、胃が痛くなり、ウィルス性胃腸炎だということで入院して、

良くなったから退院できるというときに、くも膜下出血で急死するとは、52歳の若さで…。

死ぬべきときじゃなかったはずだ。

 

気丈に振舞う旦那さんと3人の子供たちを見ると、彼女の無念を感じる…。

 

とっても素直で純粋な人だった。

子供と旦那さん、田舎にいるお母さんを大切にしている、愛情深い人だった。

患者さんの気持ちを思いやり、自分の仕事に誇りをもち、職場を束ねる仕事のプロだった。

ケアマネの資格を取り、ますます仕事に乗っていたし、

何より彼女にはまだまだ夢があって、前を向いて生きていたのに…。

良い人ほど早く亡くなるのでしょうか…。

現実ほど残酷なものは無いです。

 

 

そういえば、近所のオキクおばあさんが言っていたことを思い出しました。

お寺の横に住んでいるおばあさんが、まだ若く娘さんだったころ、

お寺の住職のために薪でお風呂を焚いていると、

お風呂に入っている住職さんのため息混じりの独り言が聞こえた。

「わからない、わからない。  人が死ぬのはわからない。」

 

 

どんな偉い人にも、修行を積んだ人にも、人の生き死には、つかめないのか…。

 

いつ、大切な誰かと別れることになるか、誰もその時はわからない。

でも、いつかは別れるときが来る。

そう思って悔いの無いように生きたいが…。それは、私のような怠け者には難しいです。