水元公園 サンコウチョウ

暑さに弱い城です。

今日は久しぶりに、野鳥写真家のSさんが写真持ってきてくれました。

こんなに尾の長い小鳥、見たことないですよね。

水元公園にもやってくるのです。

名前はサンコウチョウ。

三光鳥とも書きます。

「ツキ、ヒー、ホシ、ホイホイホイ…」

と鳴くから、月、日、星の三つの光り輝くもので、

三光鳥という名がついたのですって。

 

 

その鳴き声を、水元公園のバードウォッチャーが聞き分けます。

サンコウチョウの鳴き声を聞き分けると、それが今度はカメラマンに伝わり、

あっという間に水元公園には、優雅な紫色のサンコウチョウを狙う、

大きなレンズがズラッと並ぶことになります。

でも、水元公園には東南アジアなどから渡ってきて、しばらく旅の疲れを癒すだけ。

 

その後、もっと遠い、山々が広がったところに産卵、子育てに飛んで行ってしまいます。

だから、水元公園でこの鳥を見つけられる人はめったにいません。

次に姿を現すのは、越冬するためまた東南アジアに向かう帰り道です。

繁殖期だけ、雄の尾羽がこんなふうに伸びます。 

 

 

木の又に、苔と蜘蛛の巣で、巣を作ります。

 

この写真は、Sさんが、水元公園に立ち寄ったサンコウチョウが、

その後どこにいったのか、人の話をいろいろと聞き、推理をめぐらし、

某県のある山でこうやって巣作りをするのを発見した賜物です。

 

 

巣つくりをしている枝をとらえる絶好のポジションからの、撮影。

2週間にわたり、巣を作り、卵を産んで温めるところを撮ったそうです。

 

こちらは、メスのサンコウチョウです。

オスより地味ですね。