城です。
7月もあと1週間を切り、日本の夏はもうもうもうもう、暑いのでございます。(牛ではありませんが)
最近始まったTVドラマの話しです。
私が小学生のころのアニメだった「ど根性ガエル」が実写版で始まりました。
主人公のひろしが、大人になった設定で始まったドラマです。(初回放送半分くらい見ただけですが)
調べてみるとあの原作漫画は1970年代に発表されたもので、今から40年以上前の話しなのです。
私も子供のころ好きなアニメで良くテレビで見てました。
考えてみれば、転んだ拍子にシャツにカエルが貼りついてしまい、そのカエルが人間のヒロシと話をしたり、助けてくれるという奇想天外な話しわけで。
でもあの当時、私の家の周りや道ばたにも、カエルやザリガニやその他いろいろな生き物がウロウロしていましたから、
転んだ拍子にカエルつぶしちゃった、なんてことも考えられないこともなく?、
車に引かれてペッちゃんこになったカエルの死骸、なんていうのも、普通に見かけましたし、
だからあのアニメの設定もあまり違和感なく見られわけです。
今回実写版のドラマの視聴率は低迷しているようです。
そもそも、今どきの若者は、「カエル?カエルがシャツに張り付く?キモ~イ。というか意味わからない。」
まずそこから、ドラマに入りこめないのではないでしょうか?
アニメでは主役のヒロシは小学生だったのですが、実写版ドラマではそのひろしが成長し、30歳に。
そして他の登場人物もそれなりに大人になっている、という設定。
ヒロシ役は松山ケンジで現在ニート、京子ちゃんはバツイチで実家に戻ったばかりの設定で、前田敦子が、
何とも現代にありがちな自然な設定になっていました。
その他お馴染みの登場人物、すし屋の梅さん、良子先生、ゴリライモ、その他の登場人物も、それなりになるほど、こうなったか…、という感じで違和感なし。
ですが一人だけ、えっ?と違和感のある人が。
それは、ヒロシのお母さん。薬師丸ひろ子
ヒロシのお母さんだけは、アニメの世界の時よりずっと若返っているのです。
アニメのヒロシのお母さんは、丸いメガネをかけて、白い割烹着を着て、頭髪は後ろにひっつめ髪で、口の周りのホウレイ線がハッキリ描かれている。
あの当時は、それが小学生のお母さん像として普通だったのですが、
今となっては、30歳の子供を持つ母親だって、そんな恰好はしないし、そんな風に表現もされない。
何が言いたいかと言いますと、あのアニメのころと現代との時間の経過は40年くらいは経っているわけですが、
日本の世の中で一番変わったのは、「女性」かもしれない。
現代の女性は、昔と違い若く、齢をとらない、そして強くなりました。
主婦であろうと母であろうと、オシャレや趣味を楽しみ、ランチやショッピングや遊びにゆく時代なのです。
それから、今ではもう誰も、「根性」って言葉、使わなくなりました。
そして、あのアニメの中では、お父さんが居ないヒロシの家は貧乏でしたが、
今はお父さんの年齢でもおかしくないヒロシが、働かなくてグダグダ…。
それは日本が豊かになった、ということでしょうか、貧しくなった、ということでしょうか?