わが家の玄関先

城です。

わたくしの家は小さい敷地に駐車場を2台とっているから、庭はありませんが、

玄関先のスペースがガーデニングのスペースになっていました。

ガーデニングは私が家を欲しい理由の、大きな一つでもあったので、

引っ越してきた当初の玄関先は、季節ごとに花を寄せ植えして、

毎日咲き終わった花を摘んだり、肥料や虫の駆除など手入れを欠かさず、

家の出入りするたびに満足感で見入るくらいでした。

が、いつしか…、いつしか、時間の余裕か 心の余裕が 無くなったのか、

はたまたただ飽きっぽいからなのか、

我が家の玄関先は、鉢だけが残り、枯れた植木と雨で生きてる雑草が、生えている無残な程でした。

なんとかしなくちゃいけない、と思いつつ、手つかずでした。

 

ところがある朝、園芸関係の仕事をしているMさんが、

「仕事で使った花があまって困っているんです。城さんの家の前を車で通ったら植木鉢が沢山あって、何も植えていないから、置いておきましたから。植えてください。」

と、連絡が……。

玄関を開けて外を見たら、3種類の花が20鉢くらい並んでいるではありませんか…。

さあ、困った。

鉢の中の枯れた根がはびこっている土をまず何とかしなければ、植えられないし……。

古い土を整理するのって、けっこう大変なこと~。

外の作業なのに雨ばかり降っているし、今度の水曜日は出かけるし~。

 

でも、私には強い味方がいることを思い出したのです。

それは、親戚のおじさん。

そば屋に勤めていたから、そうめん用のそばつゆを持ってきてくれるおじさん。

このおじさん、そうめんのつゆ造り以外にも漬物漬けたり、畑で野菜作ったり、そしてそういったものを人に配ったり、マンションの掃除してくれたり、なんでもできちゃうのです。

寝ている時以外は、じっとしているのが嫌いで、何か仕事していたい、という性格で、雨だろうが雪だろうが、

朝は4時ころには目を覚まし、家の仕事はもちろん、自転車に乗ってあっちこっち動き回って仕事しているのです。

いやいや、持つべきものは、親戚の、定年後の、マメな、おじさんです!!

 


かくして、我が家の玄関先は、

このように、甦りました。

 

もちろん、おじさんに頼んだ結果なわけで(笑)。

 

これから、植物がどんどん育っていけば、

もっともっと素晴らしくなることでしょう。

 

これで、梅雨のうっとうしい季節も、

少しはまぎれるというものです。

 

雨の季節が終わったら、水もあげてくれるはず……、おじさん。