城です。
昨日の夕方6時ころ、若いお姉さんがやってきました。
「Mです。言われてた書類、持ってきました。」
初めて見るお顔でしたが、 Mというお名前には聞き覚えがあるので、
対応した渡辺が「〇〇マンションのMさんですか?」
「そうです。」
Mさんは、中年の男性で一人暮らしですが、以前、良い人ができたので、今度一緒に暮らすことになると思うから、そうしたら何か書類がいりますか?みたいな話はしていたので、その人だろうか?
でも、どう見ても20代前半のこの人は、Mさんには若すぎだし、Mさんの娘さん?変ねぇ……。
渡辺はMさんと暮らす人が、自分から進んで住民票を持参してきたのだと、思い込んでいるようで、
座ってください、と席を進め、書類を受け取りました。
しかし、その書類は、台東区谷中の貸家に住むための、連帯保証人承諾書なのです。
谷中に貸家なんて、当社は管理していないし、Mさんも読みは同じでも、漢字が違うので、当社の管理物件のMさんとは、まったく関係がないことがわかりました。
では、何故に当社に、若い女性のMさんが書類を持ってきたのか、皆目見当がつきません。
でも、「こちらから電話がかかってきて、持ってくるように言われたのです。」と、若いMさんは言うのです!!
書類を見ると、谷中の一戸建て貸家に住むために、宮城県にいるお父さんが連帯保証人となる、と印が押してある書類です。
5人がシェアハウスするかたちのようで、その娘Mさんは、宮城県仙台から出てきたばかり。
同居する人に、不動産屋は梅津不動産という名前だと言われた、というのです。
それから、不動産屋が書類を持ってきてください、と電話があったので、
梅津不動産をネットで検索して、ここのホームページを見て、谷中からやってきたというのです。
しかし、そうは言われても、うちだって管理していない物件、契約書もないし、若いMさんの電話番号もしらないのに、電話なんてできっこない…。
「ほんとに、梅津不動産って言ったの?」と聞いても「はい、そうです。」と言うばかり。
Mさんは、持ってきた書類以外、契約書も持っていないので不動産屋を調べようがない。
そこで、渡辺が良い事を思いつく。
「電話は携帯電話にかかってきたのなら、着信が残っているんじゃない?」
「そうだ!!」ということで、着信に残っていた番号を探してもらうと、
その番号は、当社とは似ても似つかぬ、地域も違う番号。
インターネットで電話番号検索してみたら、なんと、
有限会社梅家不動産だった!!
「津」と、「家」。1字違いなのだ!!
私など、梅津不動産ばかり見慣れているから、パッと見ると、有限会社 梅津不動産に見えます。
私の父も宮城出身ですが、東北では、梅津という名前は結構ポピュラーだから、Mさんも聞き間違え、見間違えてしまったのかもしれません。
しか~し、有限会社 梅家不動産は、字は当社と1字しか違わないのに、
住所は文京区白山と、所在地は、大きく違う都心のど真ん中。
若いMさんは、がっかり半分、正しい場所がわかってほっとしたの半分、帰って行きました。
Mさ~ん、東京には不動産屋が山ほどあるし、それに東京っていってもいろんな町があるのよ~。
これから、東京の暮らしに慣れるまで、谷中の人はきっといい人だと思うけど、悪い人にだまされたりしないように、気を付けて。
シェアハウスから一人暮らしに移りたいときは、是非梅津不動産にも来てください。