道草

城です。

今日は 生まれた時から水元在住、御年90歳を超えた方が、顔を見せてくれました。

当社の大事なお客様の一人です。

自分で車を運転して来られるのですよ。

背筋がピンとして、会話もおもしろく、世間の事、政治経済の事、私より何でもご存じで!!

私も、あんなふうに歳をとれるだろうか?……難しいことです。

 

で、昔の水元について話をしたのですが、

この水元の住宅街は、見渡す限り、畑と田んぼで、金町の駅まで何も無かった。

東水元から、新宿の土手が見えたほど。

などなど…、貴重なお話をいつもたくさん教えてくれます。

 

私が小学生のころも、住宅はだいぶできていましたが、

水元小学校へ通う通学路は、砂利道で、雨が降れば大きな水たまりが沢山できました。

その水たまりを長靴で、どのくらい深さがあるか、いちいち確かめながら歩くのが好きでした。

 

道の両脇は田んぼで、春はレンゲが一面咲いてきれいでした。

放課後は、女の子はレンゲを摘んで花束や冠を作りながら帰り、男の子はザリガニを釣っていました。

これがホントの道草、ですね。

昔は、公園の遊具も、テレビゲームもないから、自然が遊び相手だったわけで。

6月は田植え、秋には稲刈りをしていたのを側で見ながら登校したものです。

 

 

今でも、ところどころには、畑があり、

葛飾げんき野菜として、JA販売所などで買う事ができます。

東水元圦妻公園の側では、菜の花がきれいに咲いています。

 

あのころを、懐かしんでもしようがないですが、

砂利道より、舗装された道の方がずっと歩きやすいですが、

空き地のドカンの秘密基地や、セミやトンボを捕まえた時のわくわく感とか、

アリのものすごい行列や、でっかいカエルを見つけた時の驚きと恐怖とか、

思い出します。

今の子供も、現実の世界でワクワクできる体験、沢山できたらいいのに、と思ったりするのは、

年寄りになった、ということでしょうか…。