火の用心

城です。

先日夕方の6時ころ、もうあたりは暗くなったころ、事務所の電話がなりました。

当社の管理しているマンションの住人の若いお母さんからで、

「子供がおもちゃを投げて遊んでいて、誤って天井の火災報知器にぶつけてしまい、今、火災報知機のベルがマンション中、鳴りっぱなしなんです…!!」

慌てて渡辺が出かけていきました。

 

報知器の操作盤は、階段の2階の踊り場にあるのですが、止め方が解らず、そこに貼ってあった会社の電話番号に電話して止め方を教わりながら、なんとかベルが鳴るのを止めたそうです。

その間に、住人の一人が本当の火事だと思い(思ってもらった方が間違いないのですが)、消防署に通報し、

電話はしたけどどこから煙が出ているのか状況を知ろうと、携帯電話を持って外廊下に出てきていました。

で、渡辺に誤報だと聞いて、代わりに消防に事情を説明してくれ、と電話を渡されたそうです。

電話で、子供の間違いだったと話したのですが、「もう出動しています。」

ということで、ほどなく消防車が到着。

その後火災報知機の会社の方も到着。

けっこう大ごとになってしまいました。

当事者のおもちゃをぶつけたボク、大きな音が鳴り響くは、消防車が来て、消防隊が部屋に来るわで、

大喜び!!、大興奮!! 若いお母さんだけは、頭を何度も下げて誤っていたそうです。

 

ということで、恐ろしい火事ではないということで、ベルもとまり、一件落着となったのですが、火災探知機のカバーが壊れたという事、探知機の会社の人が修理に来たということで、1万円ちょっとの費用が、当事者のお母さん負担となってしまいました。

暮れを前にして、大掛かりな避難訓練のようなことになってしまいました。

しかし、火災報知機がちゃんとなるのは確認できましたが、その音を聞いて反応した住人は一人だけで、後は誰も出てこなかったそうです。中には部屋にいた人もいたと思うのだけど……。大丈夫かな?

 

消防車が帰る時、ボクは「バイバ~イ!!、また来てね~!!」と元気に手を振っていたそうですが、色んな意味でもう二度と来ることが無いのを、願います。