
私の自宅の近所の、農家の家のおばあさんは、とっても猫好きで、
そのお屋敷の広い敷地には、野良猫だったのに餌をやっているうちに、
居ついてしまった、と言う感じの猫ちゃんたちが、たくさん住んでいます。
私は心の中で、勝手に猫ばあちゃんと呼んでいます。
猫ばあちゃんは、自分の猫以外にも、野良猫などがいると餌をやれるように、
いつもキャットフードを持って、可愛そうな猫はいないか…、というスタンスで散歩しています。
我が家の(今は亡き(T_T))黒猫チビが、外に遊びに出て、
家族の誰かが帰宅するまで、玄関の前で待っていたりすると、
散歩している猫ばあちゃんが、すかさず近づいてきて、
「クロ、可愛そうに…、家に入れてもらえないのか?」と、キャットフードをわけてくれたりしていました。
けっして可愛そうではなかったんですが…「(´へ`;。
こちらは、水元公園の野良ちゃん。
その猫ばあちゃんの旦那さんは、いつも犬と散歩している、犬じいちゃん。
でも、最近犬を連れていない時があるので、この間の朝、「ワンちゃんはどうしたんですか?」
と、声をかけてみました。
「歳をとって、歩きたがらなくなったから、一人で歩いているんだよ。」
「そうですか、うちの黒猫も、歳を取って死期を悟ったのか、いつの間にか、いなくなってしまったんですよ。」
「おじいちゃんの庭にいる猫ちゃんたちは、歳をとって庭で死んでいたりしますか?」
「……、いやぁ、庭で死んでいるのは見たことないなぁ。いつの間にかいなくなっているなぁ…。」
やっぱり、そうなんだ…。この辺の猫には、どこか、死期を悟った猫が行く場所があるのだろうか…?。
「水元公園の猫のボランティアの人が言っていたけど、公園の中で死んでいるのを見つけることが結構あるらしいよ。」
「猫の死体を見つけると、ボランティアの人は、水辺の土の柔らかいところに持って行って、埋めてあげるらしいよ。」
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「いつまでも、メソメソしてるにゃよ!!」 「メソメソなんて、最初からしてないし!!」 |
猫が、ひっそりと死ぬ場所が、水元公園のどこかに存在しているのかもしれません。
相当行動範囲が広いというか、ずいぶん遠出をしていたチビ。
どこで、のたれ死んでしまったんだろうか…、と思っていたのですが、
そんな親切なボランティアの方に、拾って埋めてもらったんじゃないか…、と思えたら、
少し安心しました。