息子と黒猫「チビ」

城です。

南天の実が赤くなり、水仙の花がいい香りを漂わせています。

もう春はすぐそこ……、のはず…。

 

寮に入っている息子が今日、韓国にいっている娘が明日帰ってくる予定。

我が家は、人口密度が一気に高まります。

 

我が家の黒猫「チビ」は、息子が帰ってくるのを待っています。

息子が小学3年生の時に、野良の子猫を拾ってきてから大学の寮に住むまで、息子以外の家族の側には、ちっとも寄らない、なつかない猫でした。

息子がテレビを見ていれば、ヒザの上に、ゲームをしていると腕の間に、寝るときは息子のベッドで…という具合に息子にべったり。

息子が修学旅行で家を留守にした時は、いつもの息子のベッドで寝ないで、一階に置いてあるダンボールの中で、帰りを待つかのように、寝るのです。 

 

でも、息子が大学の寮に入り、帰ってこないことを、悟った時から、

私の側に寄ってくるようになったのです。私が寝そべっていると、お腹に乗ってきたりと、

今まで見向きもしなかった私を、仲間に認めたようです。

 

 

いつものようにチビが散歩から帰って家に戻り、息子がいるのを発見したら、

そばによってきて、体をこすりつけながら、「ミャー」と一声鳴き、ひざにのるのが常です。

猫の言葉がわかれば、その時何を言っているのかわかるのにね。