初歌舞伎

城です。

昨日の定休日、私は初もうでならぬ 初歌舞伎鑑賞に行ってまいりました。

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歌舞伎というもの、私はこの齢になるまで観たことがありません。

ある時、ある会でそんな無知な話していると、それは一度観た方が良いよ、とチケットを下さった優しい方がおりまして、

めでたく初の歌舞伎鑑賞となったのです。(タダで見られるという幸運、これは絶対見ないと!!)

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ということで、『浅草新春歌舞伎』というものに行ったのです。

今回チケット2枚頂けたので、娘を誘いましたところ、やはり観てみたいということで、親子での鑑賞です。

娘と浅草公会堂前で待ち合わせしたのですが、娘が時間どうりに来るかまずそこがドキドキでした。

なんとかギリギリ間に合って、公会堂に入ると真っ先に掛け声が聞こえてくるのが、お弁当の売り手。

浅草の老舗の美味しそうなお弁当を、大きな声で呼び込みして売っています。(幕の内弁当、すき焼き弁当、親子丼弁当、海苔巻お稲荷さんetc.)

これは買わずにはおられません。思わず買ってしまいます。(歌舞伎って、まず弁当から始まるのか、楽しいな)

それから、演目の解説、ガイド、となるイヤホン。これを有料で借りて、鑑賞の際の理解を深めることに。

パンフレッドには、出演者の大きなアップやら、謡の歌詞なども出ていて、買えばより理解が深まりそうでしたが、こちらはパス。

 

毎年行われる新春浅草歌舞伎は、若手の登竜門のような感じで、出演者は皆20歳代です。

尾上松也(前田敦子と付き合ってるとか無いとか噂の人)と、坂東巳之助(お父さんが坂東三津五郎、お母さんが元タカラジェンヌ)のお二人は

私でも知っている売れっ子ですよね。

二人とも、とてもかっこ良かったです。

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幕が開いて、出てきた役者さんたち、松や富士山の背景に、お正月らしい明るい色華やか見事な衣装で立っている姿は、それだけでサマになります。

たぶん、その立っている型というのが、あるのですよね、きっと。

踊り出すと、まるで日本人形が動き出したかのような美しさに、まずうっとり。

イヤホンガイドが、衣装のこと、踊りの動きの意味、謡の意味など解説してくれますが、踊りが続くとちょっと飽きてきたりもします。(無粋ですみません)

出しものの幕と幕の間が30分くらいかかり、それが2回あります。

同じ人が何度もカツラや衣装をまるっきり変えて、繰り返し出演するのですものね。

それで、そのあいだに、お弁当を食べたり、お菓子を食べたりする、ということのようです。

最初の幕間でお弁当を席で食べている間も、売り子さんが弁当やらせんべいやら揚げまんじゅうやらアイス最中やら売りに歩き、

そういうシステムなのは浅草公会堂だけなのか、わかりませんが、とっても楽しいシステム。

お弁当を食べた次の幕間は、おやつをしっかり頂きました。

 

そして、お腹が一杯になったところに、ゆっくりと長いせりふ回しの演技が始まると、ちょっと眠くなったり(^_^;)もするので、困るのですが、

 

常盤御前という奥方を、元家来が弓でバシバシ叩くところや、

悪者の首を、偉い人がちょん切って嬉しそうに持ち歩き、皆で喜ぶところとか…。

現代の感覚だとちょっと引くような表現がまた新鮮だし、目が覚める?!

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というところが私の初 歌舞伎鑑賞の感想?です。

 

そして、歌舞伎を見終ってからは、観音様に親子でお参りし、天ぷらそば食べて帰ってきました。(どんだけ食べる?ヾ(- -;))

親子で浅草と歌舞伎、良いお正月になりました。

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